元霊能者、現クリスチャンの証「悪魔に触れられるまでは大丈夫だった」

今回は、かつて霊能者として活動していた方の証を紹介します。霊的な家系に生まれた幼少期の体験、守護霊や死者の霊に関する見解が明かされています。

主な内容はこちら

「神からの賜物」と信じて、サイキック・ミディアム(霊能者)として活動

  • ただし、怖いものを見たり触られたりしてから恐怖を覚える
  • 家族にオカルト的文化があり、叔母が霊媒をしていた

幼少期から家で「幽霊」「超常現象」の話が普通にされていた

  • ウィジャボード(こっくりさんのような降霊盤)を姉の友達がやっていた
  • ウィジャボードで示された少女がその後自死してしまうなどの体験談を聞いた

悪霊は人の弱みを観察して狙う

  • 長年人間を見てきたため、人の隙や弱点を突く

13歳のときに母が家に呼んだタロット占い師の的中に衝撃を受け、自分もタロットにのめり込む

  • 姉と一緒にカードを引いて占いを始める
  • カードの意味を本から覚えたが、やがて解説なしに情報を受け取るように

いわゆる「自動書記」も経験

  • 紙とペンで質問を書き、無意識に情報を書き出す
  • 知らない人の名前や誕生日なども当たる

悪魔の与える力は人を高揚させ、誇りを持たせる

  • 相談者が集まることで「特別な存在」だと感じた
  • しかし神から人を遠ざける目的がある

ネイティブアメリカン風の守護霊を名乗る霊を感じていた

  • 娘の病気のときに助けてくれていると信じていた
  • 実際には癒しの効果はなく、神以外には癒せないと後に気付く

聖書上、死者の霊は呼び出せないと説明

  • 死後は行き先が決まっており、生者と交流できない
  • サイキックが話しているのは悪霊であり、本物の死者ではない

霊能者自身も他の霊能者に相談に行く

  • 自分の異常現象(触られる、突き飛ばされるなど)を別の霊能者に確認してもらう
  • 「ギフトがあるから伸ばせ」と言われ、さらに深みに

その後「占いの学校」のような場で学び、数百ドル単位の鑑定料を取り始める

  • 口コミで客が増え、リピーターも多かった
  • 結局は人を依存させる構造であり、本当の解決にはならない
  • カウンセリングの長期化や薬物中毒と似た構造

以下より翻訳文

「さて、ゲストをお迎えしましょう。ジェンさん、今日は番組に来てくださってありがとうございます。」

「こちらこそ、ありがとうございます。」

「あなたの物語を全部聞きたいんです。あなたはかつて霊能者で、今はもうやめている。ニューヨークで育ったんですよね。」

「はい。」

「それくらいしか私は知らないのですが、ロングアイランドでしたよね? ニューヨークの普通のイタリア系の女性が、どうして霊能者になるんでしょう?」

「普通? ありがとうございます。少なくともそう見てくれて(笑)。私の昔の家では、マイケル、超常現象の話をしていました。物が勝手に動いたり、電気が勝手についたり消えたりするのが当たり前で、家の中で“幽霊”という言葉が使われていたんです。母の叔母はサイキック・ミディアムでした。プロではありませんでしたが、仕事としてはやっていませんでした。」

「さらに、今でいうレイキのようなこともしていました。エネルギーを用いた癒しを自称していたんです。だから、母にとってはそれが当たり前の環境だったんですね。そして私たち子どもも、それを見て育ったんです。」

「家の中でその話題が普通に出ていました。実際、地域でも。姉の友達で、姉の方が私より2歳年上だったのですが、12歳か13歳くらいの頃、その友達たちが集まって、ウィジャボード(こっくりさんのような降霊盤)をやったんです。今もトイザらスかどこかで売られているようなあのウィジャボードです。女の子たちが集まってやったんですけど、その話は本当に衝撃的でした。」

「ウィジャボードって何か説明しましょうか? 一応知ってますよね。簡単に言えば、おもちゃみたいに見えるけれど、本当はおもちゃではなく、オカルト的な道具です。手を小さなポインターの上に置くと、文字や数字のところへ動いていく仕組みで、このウィジャボードが特許を取った経緯には謎が多くて、どこから来たのか誰もはっきりわからないんですよ。最近もロングアイランドのサグハーバーを歩いていたとき、オモチャ屋に並んでいるのを見かけたくらいです。」

「つまり、そのオカルト的なウィジャボードで何をしていたんですか?」

「私はやっていなかったんですが、その話を聞いたんです。女の子たちが集まって、ウィジャボードで質問をしたんです。もちろん、それをすることで悪霊を呼び寄せることになるんですけどね。女の子たちは『誰が一番最初に死ぬのか』を聞いたんです。」

「それで、そのポインターが動いて、その場にいた女の子の名前を指し示したんです。数週間後、その子は自ら命を絶ってしまいました。」

「もう考えたくないですけど、正直に言いますね。怖かったです。私は女ですし、その子たちにもいろいろあって……本当に悲しい話です。でも、あの時どうしてあんなことがわかったのか。実はその女の子はうつで苦しんでいたんです。あまり教育的な話をするつもりはないですが、悪霊はその場に漂って人を観察しているんですよ。だから、その女の子が弱っているのを見抜いていて、ちょっとしたきっかけで彼女を追い込んだんでしょうね。」

「悪霊の話が出ましたが、人類の歴史を見れば、何千年もみんな天使や悪霊を信じてきましたよね。ここ60年くらいで突然『そんなの嘘だ』みたいになってきただけで、でも私は本当に存在すると信じています。」

「悪霊について大事なのは、彼らは神ではないということです。つまり、人の心を読むことはできない。でもものすごく観察力がある。ずっと長い間人間を見てきたから、あなたが何をしているのか、どんな隙があるのか、見抜いてつけ込むんです。」

「この話、誰から聞いたんですか?」

「姉からです。姉の友達がやっていたんですけど、姉はやっていませんでした。」

「なるほど。そういう話を聞いて、それで家の中の超常現象とどうつながっていったんですか?」

「叔母がそういうことに関わっていたので、母も抵抗がなかったんです。だから家の中でも占いとかが受け入れられていたんだと思います。母を責めたいわけじゃないです、念のために言っておきますが、母に悪気はなかったんです。知らなかっただけなんです。」

「母は私が13歳のときに、タロット占い師を家に呼んだこともありました。その時、占ってもらった内容に衝撃を受けました。どうしてカードでこんなことまでわかるのか、と。友達が旅行から戻ってお土産をくれたことまで当てられて、しかもお土産の種類まで言い当てたんです。」

「こういう話って、タロット占い師とか霊媒師ってたくさんいますよね。テレビに出ていたジョン・エドワーズとか。彼らは『霊と話せます』と言うけれど、実際は人のしぐさを読み取って、あいまいな言葉で当てはめているだけじゃないか、という意見もあると思うんです。たとえば『Bの名前が出てます』って言われて、『あ、10年前に伯母のバーバラが亡くなった』と返すと『あ、それです』ってなるみたいな。」

「確かにそういうインチキもいます。街角で手相を見ている人とかTikTokにもたくさんいますし。でも中には本当に霊と交信している霊能者もいるんです。だから、私は全部を遠ざけた方がいいと思います。」

ーーー

続きは動画でご覧ください。