今回は、キリストの伝道師で悪魔祓いをすることで有名なジョンラミレスさん。過去には、サンテリア(ブードゥー教のスペイン語版)の高司祭だったジョン・ラミレスさんが、占い、カードなどの恐ろしさを語った動画です。魔術から脱してクリスチャンになるまでの証も語られています。
霊的な世界はあるということを大前提に、そこでの闘いを詳細に伝えています。悪魔祓いの仕組みに興味のあった自分にとって、聖書に興味を持つきっかけとなった人物です。
インタビューの内容(一部抜粋)
———
――悪魔崇拝集会(サタニック・コングリゲーション)の一員として、祈りの生活や犠牲を払う心構えなどはどのようなものでしたか?
ええ、それは一種の衝動を生み出します。超自然的な動きや、超自然的な思考に導かれ、何でもできる気分になり、何でも征服できると感じます。けれども、すべては欺きです。
欺きしかないのです。目覚めた朝、笑うべきか泣くべきか分からないほど空っぽな気持ちになる日もありました。けれども、人々は私を雇うのです。1万ドル、5千ドルという大金で、未来を見てくれ、あの人に呪いをかけてくれ、悪魔の手で相手を葬ってくれ…と。すべてルシファー、悪魔、サタンの領域で行われていました。
――悪魔はあなたの過去や現在を知っているが、未来は占い師を通じても分からないと言っていましたね。占い師に行く人々について、どんなリスクがあるのでしょうか?
聖書は、あなたがオカルトに触れることで家族を4、5世代にわたって呪うことになると語っています。もうひとつ面白いのは、あなたに未来を告げるその女性や男性自身が、自分の未来をまったく知らないことです。自分が10分後にどうなるかも知らないのに、あなたの未来を語っているのです。
つまり、お金を取るだけでなく、私はカードを3つに分けて(過去・現在・未来)あなたに話していました。ちょっとした例を挙げると、私は呪術の「博士号(PhD)」を持っていたようなものです。いま多くの人が気づいているのは、その世界の裏側です。
地上を歩く悪霊は、過去を知っています。イエスも「サタンの王国は分裂していない」と言われました。悪霊たちは階級を持ち、組織的に働いています。だから私は過去を話すことができる。現在も話せます。悪霊はあなたの現在を知っているからです。
でも未来については、私はこう言うのです。「あなたは結婚を失うだろう、子どもはドラッグに溺れ、仕事も失うだろう」と。あなたは「でも私は50年間結婚していて、妻とも深い愛があるのに…」と思うかもしれません。けれども、知らないうちに、私の耳にささやく悪霊をあなたの家に連れ帰るのです。
その悪霊は、私が語った通りの災いを必ず実現しようとします。だからあなたは「この人は未来を本当に知っているんだ!」と思い込むのです。やがてすべて現実になり、子どもはドラッグに溺れ、妻は出て行く…。するとあなたは絶望して「言われた通りだ!助けてくれ」と戻ってきます。そこで私は「直してやる。1万ドルだ」と言うのです。あなたは銀行から借金をして1万ドルを払い、私はただその悪霊に「もうやめろ」と言うだけ。すべて元に戻り、私が儲ける仕組みです。
――だから聖書は「オカルトや占い師と関わるな」と警告しているのですね。なぜなら、その占い師にささやく悪霊が、あなたの家までついてくるからです。
まさにそうです。私が悪魔に魂を売ったとき、儀式のために3,500ドルを払わされました。けれども、イエスによる救いは「無料」なのです。
(ここまで抜粋)
日本の文化とは違いすぎて衝撃的ですよね。
私はこの話を聞いたとき、儀式の激しい描写、表面的な部分しか入ってこず、本質が理解できませんでした。
「西洋の文化だから日本とは違う」とか、「そこまでやる占い師は日本の街中にはいないだろう」と。
優しく寄り添ってくださる占い師の方も知っていますし、家族にも言えないことを聞いてもらって励まされたこともあります。私には占いはどう考えても悪意に満ちたものではありませんでした。
でも、聖書の内容を知ってやっと腑に落ちました。
ジョンラミレスさんが、占いが危険と言いたい理由、他の国にも共通する部分は何かというと、占いが、神様と人間の関係から目を逸らさせ、人の言葉を優先したり、創造主以外に依存することを助長させることだと。
このインタビューのポイントは、
・占いには依存させるテクニックがあること
・悪霊は、過去と現在はわかるが未来はわからないということ
→過去と現在がわかるから未来がわかると信じさせる
・大金がかかること
・本来占い師自身も未来は不確かであること
もっと聖書の視点で言うと、
・占いにより、聖書の神様(創造主)に寄り頼むのではなく、人間の言葉を優先してしまう。
・占い自体に依存性がある→お金がかかる→人間が困る。
・占い師が自分を神のように語る場合があること。
・人間と創造主との関係性に目を向けさせない、遠ざける危険性があること。
この辺りが、聖書的に見た占いを避けるべき理由、
要は、占いが人にとって的外れであるということだと思います。
本当は、0円で、神様との関係性を築くことができて、失敗しながらも、自分で道を切り開く力や自由意志が人間にはあるのに、その権限から遠ざけることが問題なのではないかと、今ではそう解釈しています。
神様の支えは、もっと心の底から、現実に立ち向かう元気をくれるようなものだと感じます。
私はさまざまな動画をきっかけに、聖書を信じ、イエスキリストに勇気を出して(声を出して)祈ってみたところ、過去のトラウマや付きまとう嫌な思いから解放され、病気も癒やされ、生きる力のようなものをいただきました。前はもっと稼がなきゃとか、いろんな衝動に駆り立てられていましたが、精神的なざわつきが収まったら、仕事の困難にも立ち向かえますし、プライベートもうまく回るようになってきました。占いを取り入れていた頃より霊の存在を信じているけど、現実的に物ごとに対処できる思考になりました。直感も冴えているように思います。前は疲れやすかったのに、今は朝から家事も仕事もバリバリできます。
何か問題があったら占いへ行こうと依存していたときは、何かに疲れ、思考がこんがらがり、病気もあり混沌としていたので、何かに頼るしかなかったというのが本当のところです。まずは自分を整えないといけないとわかっているけど、どうしたら良いかわかりませんでした。でも今は、ぽっかり空いていた心の穴が24時間満たされていると感じます。
お酒、カフェイン、薬、お金、仕事(時に)、恋愛、ネットフリックス、人生のさまざまな場面で、依存や支配関係が生まれやすいものは、山のようにあります。
神様は人の性質を一番わかっているからこそ、人が傷つかないように、依存性や人を支配するものに警告をくれている、そう解釈しています。
ジョンラミレスさんがキリストに出会った証の部分(翻訳の抜粋)
以下は、ジョンラミレスさんが証を語った部分です。
アーメン。分かります、だって私はクリスチャンたちに嫌がらせをして、彼らの信仰を壊そうとしていたんです。戦場は心の中にあると知っていました。心を支配すれば、その人全体を支配できると。私はクリスチャンになるなんて絶対にあり得ないと言っていました。クリスチャンなんて弱いと思っていたから。私は力を持っている。だからそんなもの必要ないと。
でもいろいろな出来事があって、ある日、教会に行ったときに私は悪霊に取り憑かれました。牧師の喉をつかんで持ち上げて「今日がお前の死ぬ日だ」と叫んだんです。人々は椅子から飛び出して止めに入ってきました。それまでいろんなチャンネルに出入りしていた私でしたが、ある日テレビを見ていたら、25年ぶりに初めて声を聞きました。「わが子よ、わたしはもうすぐ来る。お前はどうするつもりだ?」という声を。こんな声、人生で一度も聞いたことがなかった。
悪魔の声なら聞いたことがありました。悪霊の声も、様々な地域や契約を持つ霊たちの声も。しかし、その声はまったく別のものでした。その声はそれ自体で語りかけてくるようでした。でも私はそれを振り払いました。
2週間後、私はベッドに入りました。押しつぶされるような重圧を感じていました。イエスというこの人が私を引っ張っている感じがして、敵(悪魔)が反対側から私を引っ張っているように感じていました。私は一度も会ったことのないイエスという人に、恋に落ちていくような感覚にとらわれていたんです。25年間イエスの名を口にしたこともなかったのに。でも私は暗黒面に完全にコミットしていました。だから、まるで二つの世界の狭間にいるようでした。
ベッドに入ろうとしているとき、まるで麻酔をかけられたかのような感覚に襲われました。寝入りばなに、思わず口から言葉が出てしまいました。「あなたは、私が25年間仕えてきた“父”よりも大きい。あなたは彼よりも強いと示してくれた。だからもう私を放っておいて。私はイエスを欲していない。放っておいてくれ」。そう言って、眠りにつきました。
そして私は地獄に落ちたんです。地獄に落ちてしまったのです。しかし、生ける神のあわれみ、宇宙を支配する方の十字架――2000年前に起きたあの出来事が地獄に現れました。そしてこう言ったのです。「ジャン、結婚は自由だ」と。それはすべて書かれている通りです。
これは本当に驚くべき愛の物語です。神が、悪魔的で、心がめちゃくちゃで、幼少期にひどく傷ついた罪人を救うことができるなんて。私の父は戦争の魔術師であり、高位の司祭でした。家庭内では信じられないほどの虐待がありました。家には愛情ある母がいたけれども、呪詛や魔術で人々を傷つけ、壊すことが日常でした。そんな私の家に、神のあわれみと恵みが現れたのです。
私は眠りにつき、気づいたら地獄のトンネルにいました。出口を探そうとしましたが、見つからない。そこには叫び声があり、地獄の中での泣き叫ぶ声が聞こえました。恐怖の中にいましたーーーー。(続きは動画でご覧ください)