今回は、かつて霊能者として活動していた方の証を紹介します。霊的な家系に生まれた幼少期の体験、守護霊や死者の霊に関する見解が明かされています。
主な内容はこちら
- ただし、怖いものを見たり触られたりしてから恐怖を覚える
- 家族にオカルト的文化があり、叔母が霊媒をしていた
- ウィジャボード(こっくりさんのような降霊盤)を姉の友達がやっていた
- ウィジャボードで示された少女がその後自死してしまうなどの体験談を聞いた
- 長年人間を見てきたため、人の隙や弱点を突く
- 姉と一緒にカードを引いて占いを始める
- カードの意味を本から覚えたが、やがて解説なしに情報を受け取るように
- 紙とペンで質問を書き、無意識に情報を書き出す
- 知らない人の名前や誕生日なども当たる
- 相談者が集まることで「特別な存在」だと感じた
- しかし神から人を遠ざける目的がある
- 娘の病気のときに助けてくれていると信じていた
- 実際には癒しの効果はなく、神以外には癒せないと後に気付く
- 死後は行き先が決まっており、生者と交流できない
- サイキックが話しているのは悪霊であり、本物の死者ではない
- 自分の異常現象(触られる、突き飛ばされるなど)を別の霊能者に確認してもらう
- 「ギフトがあるから伸ばせ」と言われ、さらに深みに
- 口コミで客が増え、リピーターも多かった
- 結局は人を依存させる構造であり、本当の解決にはならない
- カウンセリングの長期化や薬物中毒と似た構造
以下より翻訳文
「さて、ゲストをお迎えしましょう。ジェンさん、今日は番組に来てくださってありがとうございます。」
「こちらこそ、ありがとうございます。」
「あなたの物語を全部聞きたいんです。あなたはかつて霊能者で、今はもうやめている。ニューヨークで育ったんですよね。」
「はい。」
「それくらいしか私は知らないのですが、ロングアイランドでしたよね? ニューヨークの普通のイタリア系の女性が、どうして霊能者になるんでしょう?」
「普通? ありがとうございます。少なくともそう見てくれて(笑)。私の昔の家では、マイケル、超常現象の話をしていました。物が勝手に動いたり、電気が勝手についたり消えたりするのが当たり前で、家の中で“幽霊”という言葉が使われていたんです。母の叔母はサイキック・ミディアムでした。プロではありませんでしたが、仕事としてはやっていませんでした。」
「さらに、今でいうレイキのようなこともしていました。エネルギーを用いた癒しを自称していたんです。だから、母にとってはそれが当たり前の環境だったんですね。そして私たち子どもも、それを見て育ったんです。」
「家の中でその話題が普通に出ていました。実際、地域でも。姉の友達で、姉の方が私より2歳年上だったのですが、12歳か13歳くらいの頃、その友達たちが集まって、ウィジャボード(こっくりさんのような降霊盤)をやったんです。今もトイザらスかどこかで売られているようなあのウィジャボードです。女の子たちが集まってやったんですけど、その話は本当に衝撃的でした。」
「ウィジャボードって何か説明しましょうか? 一応知ってますよね。簡単に言えば、おもちゃみたいに見えるけれど、本当はおもちゃではなく、オカルト的な道具です。手を小さなポインターの上に置くと、文字や数字のところへ動いていく仕組みで、このウィジャボードが特許を取った経緯には謎が多くて、どこから来たのか誰もはっきりわからないんですよ。最近もロングアイランドのサグハーバーを歩いていたとき、オモチャ屋に並んでいるのを見かけたくらいです。」
「つまり、そのオカルト的なウィジャボードで何をしていたんですか?」
「私はやっていなかったんですが、その話を聞いたんです。女の子たちが集まって、ウィジャボードで質問をしたんです。もちろん、それをすることで悪霊を呼び寄せることになるんですけどね。女の子たちは『誰が一番最初に死ぬのか』を聞いたんです。」
「それで、そのポインターが動いて、その場にいた女の子の名前を指し示したんです。数週間後、その子は自ら命を絶ってしまいました。」
「もう考えたくないですけど、正直に言いますね。怖かったです。私は女ですし、その子たちにもいろいろあって……本当に悲しい話です。でも、あの時どうしてあんなことがわかったのか。実はその女の子はうつで苦しんでいたんです。あまり教育的な話をするつもりはないですが、悪霊はその場に漂って人を観察しているんですよ。だから、その女の子が弱っているのを見抜いていて、ちょっとしたきっかけで彼女を追い込んだんでしょうね。」
「悪霊の話が出ましたが、人類の歴史を見れば、何千年もみんな天使や悪霊を信じてきましたよね。ここ60年くらいで突然『そんなの嘘だ』みたいになってきただけで、でも私は本当に存在すると信じています。」
「悪霊について大事なのは、彼らは神ではないということです。つまり、人の心を読むことはできない。でもものすごく観察力がある。ずっと長い間人間を見てきたから、あなたが何をしているのか、どんな隙があるのか、見抜いてつけ込むんです。」
「この話、誰から聞いたんですか?」
「姉からです。姉の友達がやっていたんですけど、姉はやっていませんでした。」
「なるほど。そういう話を聞いて、それで家の中の超常現象とどうつながっていったんですか?」
「叔母がそういうことに関わっていたので、母も抵抗がなかったんです。だから家の中でも占いとかが受け入れられていたんだと思います。母を責めたいわけじゃないです、念のために言っておきますが、母に悪気はなかったんです。知らなかっただけなんです。」
「母は私が13歳のときに、タロット占い師を家に呼んだこともありました。その時、占ってもらった内容に衝撃を受けました。どうしてカードでこんなことまでわかるのか、と。友達が旅行から戻ってお土産をくれたことまで当てられて、しかもお土産の種類まで言い当てたんです。」
「こういう話って、タロット占い師とか霊媒師ってたくさんいますよね。テレビに出ていたジョン・エドワーズとか。彼らは『霊と話せます』と言うけれど、実際は人のしぐさを読み取って、あいまいな言葉で当てはめているだけじゃないか、という意見もあると思うんです。たとえば『Bの名前が出てます』って言われて、『あ、10年前に伯母のバーバラが亡くなった』と返すと『あ、それです』ってなるみたいな。」
「確かにそういうインチキもいます。街角で手相を見ている人とかTikTokにもたくさんいますし。でも中には本当に霊と交信している霊能者もいるんです。だから、私は全部を遠ざけた方がいいと思います。」
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